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20年間の研究の流れ

木谷教授時代は、慢性リンパ性白血病、慢性疲労症候群、発作性夜間血色素尿症などの発症機構や病態解析を中心に研究が進められた。1997年に金倉教授が誕生して以来、造血細胞の増殖・分化・腫瘍化に関するシグナルや造血幹細胞特性に関与する分子群を中心に解析が進められた。特筆すべき成果として、2004年にJ Exp Medに掲載された新規抗アポトーシス分子Anamorsinの発見が挙げられる。2004年には、血液・腫瘍内科と第二内科血液グループが合併した。第二内科血液グループで積極的に行われていた血小板研究やリンパ造血調整因子の同定などが新たな研究課題として加わった。このように、血液・腫瘍内科構成員の増加と比例して研究の対象や内容が広がり、いずれの分野においても最先端の研究が行われ優れた研究成果を発表してきている。また、倉恒先生や松村先生の教授就任に伴い異動となった勤務先においても、一部の研究課題が引き継がれて成果を挙げている。
現在、織谷・柴山・横田・江副・一井を中心とする白血球・幹細胞グループ、水木らの腫瘍グループ、冨山・柏木・田所を中心とする血小板グループ、西村らのPNHグループに分かれている。常に10人程度の大学院生が在籍しており、熱心に研究に打ち込んでいる。
以下に、現在行われている研究課題を中心に、血液・腫瘍内科20年にわたる研究の流れを紹介する。

    1. 初期10年間(1993-2002)の研究

    2. 造血幹細胞研究

  3. 造血細胞の腫瘍化機構に関する研究

  4. アナモルシン研究

  5. 造血幹細胞からリンパ球への初期分化を制御する分子機構の解析

  6. リンパ球機能調節シグナル

  7. 造血骨髄微小環境の解析

  8. 血小板研究

  9. PNH研究

 10. 医師主導型臨床研究